矯正治療で気になる痛み・生活への影響について
■矯正治療で気になる痛み・生活への影響について
矯正治療に関心のある人は、SNSなどで矯正経験者の感想などを検索していることかと思います。その際、よく目にするのが「矯正は痛い」「矯正は辛い」といったネガティブな記載なので、自分が頑張れるのか不安になっている方も多いことでしょう。そこで今回は矯正治療で気になる痛みや日常生活への影響について、包み隠さずはっきりとお伝えします。
▼矯正の痛みについて
◎ワイヤー矯正の痛み
矯正治療に伴う痛みは、選択する矯正法によってかなり変わってきます。最もスタンダードな矯正法であるワイヤー矯正は、比較的強い力で歯を動かすことから、痛みもそれなりに強くなります。どれくらいの痛みかというと、噛み応えのある食べ物は痛くて噛めないくらいです。ただし、強い痛みが続くのはワイヤーを調整してから数日程度で、1週間もすればほとんど痛くなくなります。それを毎月繰り返すようなイメージを持っていただけると、わかりやすいかと思います。
◎マウスピース矯正の痛み
マウスピース矯正は、ワイヤー矯正ほど強い痛みを伴いません。マウスピース矯正では比較的弱い力で歯を移動するからです。とはいえ、新しいマウスピースに交換したタイミングでは、最も強い矯正力が働くことから、それなりの痛み・不快感が生じますが、我慢できないほどのものではありませんのでご安心ください。
▼日常生活への影響について
矯正治療を行っているからといって、普段通りの生活が送れないというわけではありません。強い痛みが生じるのは硬いものを噛んだ時であり、マウスピース矯正なら食事も歯磨きも普段通りに行えます。ワイヤー矯正に関しては、歯列の表面にデコボコとした装置を装着するため、食べ物が噛みにくい、汚れがたまりやすい、歯磨きがしにくい、発音しにくい言葉がある、といった症状に悩まされることもあります。
また、矯正用ワイヤーやブラケットの尖った部分が粘膜を傷つけ、口内炎が繰り返しできることもあります。ですから、日常生活への影響を最小限に抑えたい方は、ワイヤー矯正ではなくマウスピース矯正を選んだ方が良いといえます。もちろん、すべてにおいてマウスピース矯正が優れているわけではありませんので、どちらか迷われている方はいつでもお気軽に「にこにこ歯科」までご相談ください。
▼まとめ
今回は、矯正治療で気になる痛みや生活への影響について解説しました。装置の種類にかかわらず、矯正が日常生活に大きな支障をきたすことはまずありません。その上で痛みや不快感を抑えたい、快適な歯並びの治療を受けたいという方には、インビザラインに代表されるマウスピース矯正がおすすめといえます。