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歯並びが悪くなる原因とは?

■歯並びが悪くなる原因とは?

 

歯並びにはたくさんの種類があるように、歯列不正・不正咬合の原因もひとつではありません。今回はそんな歯並びが悪くなる原因について詳しくご説明します。

 

▼骨の大きさ・バランスの異常

 

歯並びが悪くなる原因として、最もわかりやすいのは骨格の異常です。例えば、下の顎の骨が相対的に大きいと受け口になりますよね。逆に上の顎の骨が大きいと出っ歯になります。そうした骨格的な異常は、遺伝によるものが大きいのですが、小児期の過ごし方でも変動することがあります。

 

▼歯の大きさ・数の異常

 

歯のサイズが標準よりも大きかったり、本来よりも数が多かったりすると、スペースが不足して歯並びが乱れます。逆に、歯が小さく、本数も少ない場合は、スペースが余ってすきっ歯の症状が現れます。つまり、歯の大きさや数というのは、過不足ないことが何より重要なのです。

 

▼口腔習癖

 

歯並びが悪くなる原因として意外に多いのが口腔習癖です。次に挙げる習癖があると歯並びが時間をかけてゆっくりと悪くなっていくため十分な注意が必要です。

 

◎指しゃぶり

 

指しゃぶりは、子どもの頃に誰もが行うことがある習癖で、23歳までなら大きな問題とはなりません。指しゃぶりによって緊張やストレスを緩和することができるのなら、メリットの方が大きい場合もあります。けれども、3歳を過ぎても依然として指しゃぶりの習慣が抜けない、気付いたら指をしゃぶっているような場合は、できるだけ早くやめさせるようにしましょう。指しゃぶりを続けていると上の前歯が前方へと傾き、出っ歯を誘発します。

 

◎舌突出癖

 

舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)とは、舌を前に突き出す癖です。これも小さなお子さまによく見られる癖ですが、舌が上下の前歯を前方に押し出すことから、出っ歯や開咬(かいこう)、場合によっては上下顎前突の症状を誘発してしまいます。その中でもとくに開咬はお子さまの発育に与える悪影響が大きいため、可能な限り予防する必要があります。

 

◎口呼吸

 

口呼吸も上記の2つと同じように、前歯部の歯並びを乱しやすいです。“お口ぽかん”が常態化すると口内乾燥が引き起こされ、虫歯・歯周病リスクも上昇します。

 

こうした口腔習癖は、子どもの頃に改善するよう努めましょう。そうすることで永久歯列になった時の歯並びの乱れを最小限に抑えられます。

 

▼まとめ

 

今回は、歯並びが悪くなる原因について解説しました。骨格的な異常や歯の大きさ・数の異常は、ご自身の努力で何とかなるものではありませんが、口腔習癖に関しては努力次第で改善できます。もちろん、もうすでに悪くなった歯並びは矯正治療で改善することが可能であり、成人矯正は何歳からでも始められます。そんな矯正治療に関心のある方は、いつでもお気軽ににこにこ歯科までご相談ください。